2度目のマレーシア国内転職手続きが思ったより地獄だった件【後編】

2019年12月8日

前回2週間以上に渡りパスポートを奪われ就労ビザの日付も過ぎ去り、あわや不法滞在か!?というところまで追い詰められた私。

台湾には行けるのか!?一体いつまでニート生活は続くのか!?というところまでが前回のお話でした。

11月18日 予定ではパスポートが帰ってくる日

前の週の金曜日、転職先ビザ担当者のBさんからは「月曜か火曜日にはパスポート帰ってくるよ!」と言われていました。

先週1週間でかなり人間不信になった私は朝からMDECを訪ね、「パスポートは本当に今日明日中に帰ってくるんかね?」と突撃インタビュー。

MDECの職員からは「それはお前の転職先に聞きなはれ」との回答がありました。

「まあそういうもんかな」と転職先窓口担当の方に確認したところ「パスポートの返却はMDECの管轄なので、ウチじゃなくMDECに聞いてね!」とのこと。

うん…そういう感じね…。

悲しいことにそれぞれが別のこと言ってる状況にちょっと慣れつつあり、今度は転職先のビザ担当Bさんに電話してみます。

「私のパスポートって明日か明後日帰ってくるので合ってます?
時が来たら連絡くれる感じですか?」

「合ってるよ~。時が来たらメールする!」

先週のおさらいも済んだことだし、Bさんを信じて明日まで待つか…と思っていた矢先、夕方彼から再度連絡がありました。

「ちょっとあなたの前職のHRと話す必要があるから連絡先を教えてくれる?」

なぜここにきて前職のHRと話す必要が??

やっぱり前のビザをちゃんとキャンセル出来てなかったのがダメだったんじゃ…。

と再び不安のどんぞこに突き落とされる私w

台湾行きのフライトは金曜早朝

つまりは木曜中にパスポートを受け取れないとあんなに楽しみにしていた台湾旅行は叶わないのです。

なのに月曜の夕方の時点でまだ揉めてるっていうw

しかも残業しない主義の元職場のHR、Bさんから連絡が来た時点でもう退勤をキメていました。

こうなってしまうともはや出来ることは何も無いので、この日も不安な気持ちを抱えながら1日を終えることに…。

11月19日 何度目かのパスポート回収フラグ

この日も悶々としながら転職先からの連絡を待っていると、窓口担当の方にから電話がありました。

「パスポートは明日回収できるみたいですよ!
それと台湾行った後、こちらが指示したタイミングでもう一度マレーシアから出国する必要があります。」

2度目の出国の話は実は先週の時点で「こうなるかも…」と聞いていたので全然OKです。

マレーシア1社目の会社でもビザ取得のために2回出国した経験があったのでそんなに抵抗はありませんでした。

てか、1社目のブラックでその方法を使ってビザ取ったときは「これは法の抜け穴を突いたヤバいやり方に違いない…」と信じて疑わなかったのですが、意外と真っ当な手段なんだなと思ったりw

まあ1社目、序盤観光ビザで働いてた時点でアウトですけど

その後Bさんからも「明日の13時くらいにパスポート回収して、ウチの会社まで届けに来てね!」と連絡があり、今度こそ信じても良さげな雰囲気!

期待と不安で胸を満たしながら眠りに就きましたw

11月20日 15日ぶりにパスポートと再会

この日は何だか落ち着かず、Bさんに13時と言われていたのにも関わらず11時半くらいにMDECに突撃。

もはや見慣れてきたMDECのカウンターで「あの…今日パスポート返してもらえるって聞いたんやけど…」と声をかけてみます。

そうするとカウンターの奥の箱からゴソゴソと何かを探しだす職員。

そして…

うおおおおおおおおおお!!!!!!

やっと苦楽を共にしてきたマイフレンドと再会することが出来ました!

長かったね…おかえり…(涙)

涙ぐみながらTwitterにアップすべく写真を撮っていると(ツイカスの鏡)、おもむろにBさんが現れました。

「パスポート受け取れたんだね!
スペシャルパスの写真撮るからちょっと貸して!(パシャリ)
スペシャルパスの写真が撮れたから今日はもうウチの会社には来なくて良いよ!」

焦って勝手にBさんの指示より1時間以上早く来たのに、なんでこの人当然のようにここに居るんだろう…と正直かなり謎でした。

先週からBさんにまつわる謎が尽きないのですが、まあ特異系のスタンドか何かなのだろうと流すことにw

何はともあれパスポート戻ってきて本当に良かった~;;

木曜日中に絶対必要だったので、水曜日に受け取ることが出来てけっこうギリギリでしたw

ちなみにスペシャルパスというのは、新しいビザを申請中の人用の特別な滞在許可証のことです。

これを持ってることによって、前職のEPの期限が切れていても不法滞在でないことが証明できるという寸法。

A5くらいの紙で、パスポートの真ん中くらいのページにホチキスで止められた状態で手渡されました。

あまり居ないと思いますが、スペシャルパスをもらったら自分でホチキスを追加して固~く止めるか、パスポートから外して大事に保管することを強くおススメします。

私はこれを怠ったために後にパニックに陥りました。

11月21日 タックスクリアランスへ

タックスクリアランスとはマレーシアで働いていた人が退職したり任期を終えて帰国する際に行う税務処理のこと。

タックスクリアランスを怠った場合、ペナルティが課されたり空港のイミグレーションで入国/出国を拒否されることもあるんだとか。

タックスクリアランスについてはこちらの記事にも書いてありますのでよろしければ読んでみてくださいね!

また、こちらの記事ではタックスオフィスに以下のものを持参しました。

  • インカムタックスナンバー(元職場のHR担当に聞きましょう)
  • CP22A(会社発行の出国もしくは、雇用終了を通知するレター。元職場からもらう)
  • 元職場からのリリースレター
  • パスポートの全ページコピー
  • パスポート原本
  • 転職先からのオファーレター

今年は上記に加えて元職場からもらった「EAフォーム」も持参。

更に、去年はタックスオフィスの職員から出入国の記録用紙を渡されてそちらも記入を求められた経緯があるので、あらかじめ携帯のメモ帳にまとめてから行きました。

ちなみに去年はエージェントさんから「タックスオフィス行ってね」「持ち物はこれだよ」とみどり自動車学校並みの親切丁寧な指導があったのですが(新潟県民にだけ伝わるネタ)、今年の転職先窓口担当からはそういうのも特になかったですw

1人でできるもん…。

今回タックスオフィスの窓口担当者からは特に出入国の記録提出は求められませんでしたが、せっかく用意したのになんか悔しいので「これも要るよね!?要るでしょ!?」と携帯の画面を見せつけて文面を担当者のメールに送っておきました。

そんな感じでタックスクリアランスは終了。

タックスクリアランスを終えた証明となるタックスクリアランスレターについては、去年郵便での送付を希望したら5万年くらい待たされたのでPDFにしてメールでもらうことに。

11月22日~25日 お楽しみの台湾旅行

後に私の「ここ数年で1番楽しかった旅行ランキング」首位候補筆頭となる台湾旅行へ。

詳しいことはこちらの記事に書きました。

マジで楽しかった…台湾最高…。

出国の際はスペシャルパスを見せて問題なくイミグレ突破

何回も書いてますが、私が元職場からもらった就労パスは11月15日で期限が切れてしまっています。

「この人は今次のビザ申請中の身であり、マレーシアに居ても違法じゃないんだよ」と私の身分を証明してくれるスペシャルパスも持ってるとは言え、「問答無用!」と逮捕されたらどうしようとかなり不安でしたw

実際「オーバーステイ 空港 逮捕」とかでググったりしてたしw

だから空港の出国審査の列に並んでるときは心臓バクバクだったのですが、スペシャルパスが挟んであるページを開いてパスポートを見せたら特に何を聞かれるでもなくイミグレを突破することができました。

ありがとうスペシャルパス!

ただの旅行でも確実にやらかす。それが俺の流儀だ。

私が「それ」に気づいたのは飛行機の中で台湾の入国カードを記入しているときでした。

便名を記入する箇所があったので、パスポートに挟んでおいたチケットの半券を見ようとパスポートを取り出すと…。

薄い」…。

パスポートが…「コンドーム」みてーにベロベロになっている…。

先ほどまで私のパスポートには二つ折りにされたスペシャルパスが挟まっており、通常時よりちょっと厚みが増した状態でした。

が、たった1つのホチキスでに留められていたスペシャルパスは何かの拍子に何処かに落ちてしまったようなのです。

搭乗直前、ゲートでのパスポートチェックの際はスタッフにパスポートを見せながら「スペシャルパス、パスポートが厚くなるから邪魔だなあ」と思った記憶があるので、ゲートから機内までの間に落とした可能性が極めて高い…。

ちなみにバッグの中も飛行機の椅子の下も全部探したけど見つかりませんでした泣

台湾についてホテルの電話でKLIA2の落とし物センターに問い合わせてみましたが収穫は無し…。

ちなみにKLIA2の落とし物窓口の電話番号はこちらです。

+603-8778-5409

また、以下のURLからは対応時間内であればチャットでの問い合わせも可能。

http://care.malaysiaairports.com.my/chat

こちらのチャットで落とし物をした旨と自分のメールアドレスを伝えれば、担当者からメールで連絡をもらえます。

まあマレーシアなので、いつメールが来るかは運次第ですが…。

このスペシャルパスを取るために転職先の方がビンビンに動いてくれていたのを知っていただけにかなり落ち込みましたが、とりあえず報告をと怒られるのを覚悟で窓口担当さんに連絡してみました。

「本当に本当にすみません…スペシャルパス無くしました…

「Bに確認しますのでちょっと待ってくださいね。
ちなみに今ってまだマレーシアですか?」

「いえ。イミグレは突破して飛行機の中で気づきました。
もう台湾来ちゃってます。」

「Bに聞いたところ、イミグレさえ突破できればOKとのことです!
台湾楽しんでくださいね!」

よ、よ、良かった~~~~!!!!

台湾からマレーシアに戻るときは自動的に観光ビザに切り替わるから、出国の時にオーバーステイじゃないことが証明できればそれで良かったってことかな(個人の見解です)。

正直窓口担当の方に対しては「ちょいちょい言ってること違うな??」って思うこともあって不安を抱いていたりもしたのですが、こちらから連絡をするといつもすぐ返信くれるんですよね…。

特に今回はすごく不安だったのですぐレスもらえてかなりありがたかったです;;

こんな感じで窓口担当の方へのリスペクトを新たにしながら台湾旅行は終了したのでした。

11月26日~28日 待機

この期間は特に転職先からのミッションも無かったので、筋トレや知り合いから頼まれたweb制作などをしながら過ごしました。

ちなみに2度目の出国について、「12月の8日~10日は親が遊びに来るから避けて欲しいな♡」と図々しいお願いもしてみたり。

11月29日 夜9時、突然の出国命令

この日は金曜日だったこともあり、「週末何する~?」と夫とゴロゴロしていたところ、転職先のビザ担当Aさんから夜の9時にメールが。

「時は来た!マレーシアを48時間以上離れるのです!
早い方が良いから今週末の出国をおススメします☆

ちょww今週末って今やんwww

先週台湾に出かけたばかりですがそうも言っていられません。

ちなみに夫も誘ったけど振られました(´・ω・`)

まあ次の日出発したとして土曜日から48時間だと月曜日に支障出るからね…仕方ないよね…。

で、値段と距離を加味してプーケットに行くことに。

1人だし、どうせホテルにこもってweb制作に没頭することになるので空港から歩いて行けて口コミの良いホテルを適当に予約しました。

11月30日~12月2日 プーケットで引きこもり

今回のプーケット滞在はマジで地味でしたw

ひたすらホテルに閉じこもりweb制作だけをし続けるという…。精神と時の部屋みたいになってたわ。

記事にするほどの内容でもないけど、日記代わりに今度書いてみようかな…。

ただ、この間タックスクリアランスレターがちゃんとメールで届いたのでちょっと感動しました。

また催促しないとな~と面倒な気持ちになってたのでw

それと、転職先からついに「勤務開始日が決まりました!」と連絡が来たり。

正直今のこの「好きな時間に起きて好きな仕事(web制作)する」っていう生活もかなり気に入ってたのでちょっと名残惜しいです(笑)

まあ今私がマレーシアに存在できるのも転職先と言う後ろ盾があってのことなので文句は言えませんけどね!

プーケットから帰国したらそのまま転職先へ

プーケットから帰国したら、そのまま転職先へパスポートの提出に行きました。

こちらに新しい就労パスが押され、来週返ってくるとのことでした。

そして来週パスポート回収兼ちょっとした研修を受け、ついに就労スタートです!

2度目のマレーシア国内転職まとめ

とにかく疲れたというのが率直な感想ですw

そしてこれからマレーシア国内転職をキメたい人に私が忠告したいのは以下3点。

必要書類はマッハで出そう

転職先から記入や提出を求められた書類はマジで可及的速やかに送付してください。

私みたいに1週間寝かせたりしないで…お願い…。

書類の提出が遅れると、当然手続きは何も始まりません。

で、気づいたころには今のビザの期限が迫り、「自分は今ここ(マレーシア)に本当に居ても良い存在なのだろうか」とか「なんでみんな言ってること違うん?」みたいな疑問がどんどん湧いてきてかなり精神がやられますw

書類を速やかに提出できてればこれらの精神的苦痛はかなり和らいだんじゃないかなって今でも思ってます…。

何より転職先や現職のHR、MDECの職員とかみんなに迷惑掛かるからね…気を付けようね本当…(自戒)

転職活動を始める時期にも気を付けよう

私は去年日本の実家でビザが降りるのを2か月近く待っていた経緯があり「今回はそんな思いしたくない」という気持ちに支配され過ぎていたように思います。

だから元職場のビザが切れる前に次の職場を探さなきゃ!と必死になっていましたが、元職場のビザが切れる11月と翌12月は「台湾旅行」「親がマレーシアに遊びに来る」「年末年始の帰省」など、私にとってけっこう重要なイベントがてんこ盛りでした。

でもスタンダードな方法ではビザの申請中はマレーシア国外に出ることはできませんし、手続き中は転職先にパスポートを預ける期間だってあります。

実際今回「台湾行けなくなったらどうしよう」とかなり不安でしたし、親が来るからホテルの手配だってしないといけないのにパスポートが手元に無ければホテルのチェックインもできません。

今回は転職先の方が台湾旅行のサポートや、親が来る日程を避けて勤務開始日を調整してくれたりしたので本当に助かりました…ありがてえ…。

と、同時にこんなに迷惑かけて面倒な思いするくらいなら、年末年始の帰省が終わるまでは転職活動はしない方が良かったのかも…と何回も思ったり…。

今、転職以外に道はないのか考えよう

2つめの内容と少し被りますが、「絶対に今、転職先を見つけないといけないのか?」もう1度よく考えてみても良いかもです。

ちなみに私は去年と違って既にマレーシアに年間182日以上滞在しており、日本で2か月待たなくても転職先から就労ビザをもらう方法はあったような気もします。

ビザが切れたら1回出入国して90日間身の振り方を考えても良かったなーとも…。

リモートで稼げる手段を持っている方は身の回りが落ち着くまでは転職活動をストップしてみるのも手段の1つではないでしょうか?

 

そんなわけで長くなりましたが、ようやく来週からマレーシア社畜編第3幕を迎えることが出来ます。

勤務初日までが転職活動なので、気を引き締めて参りたいと思います!