マレーシアに転職したい!必要な準備や費用とは?

こんにちは!
今日はかなり今更ですが、マレーシア現地採用の私が転職のための準備や掛かったお金についてまとめてみようと思います。
マレーシア転職に必要な準備
まずはマレーシアに転職するための準備について。
準備その0:親やパートナーの説得
別にやらなくても海外就職は叶うっちゃ叶うのですが、人として済ませておいたほうが良いステップだとは思います。
私は職が決まってから親に「マレーシア行くわぁ」と言ったクチなのですが、そこそこ怒られました。もう結婚してたしね。
結婚してる人は最低でも自分の親、パートナー、パートナーの親と説得の3点セットが必要になります。頑張りましょう。
準備その1:(余裕があれば)マレーシアの下見
自分がこれから働き、生活の拠点にしようとしている国に初見移住は恐ろしいですよね?
余裕があれば職探しの前に1度マレーシアを訪れ、雰囲気に触れておくのがおすすめです。
まあ、度々実地される断水や家の設備がすぐに死ぬことは実際に住んでみないと実感できないことでもありますが…。
ちなみに私はぶっつけ本番で移住したのですが、今思うと始めてきた国にそのまま住むって狂気だったなって思います。
準備その2:仕事を探そう
コネがあるとかでない限り、仕事は海外転職エージェントを通じて探すのがセオリーではないかと。
私が登録した&実際お世話になったサイトはこのあたりです。
大体どこのサイトでも「日本語の履歴書」「英語の履歴書(いわゆるCV)」「日本語の職務経歴書」の提出を求められるので用意しておきましょう。
登録後の流れは大体どこも以下のような感じです。
- エージェントさんからメールで初回の連絡が来る
- エージェントさんと電話 or Skype で面接。大体ここで英語チェックが入ります。
- エージェントさんがこちらの要望を加味して企業に履歴書類を送ってくれる。
- 企業が興味を持ってくれたら面接です!
大体Skype面接なので、ほとんどの場合、この時点でマレーシアまで行く必要はありません。
企業によっては面接の前にweb上で筆記試験?を行うことも。 - めでたく採用が決まったらビザの準備を待って旅立ちましょう!
2の英語チェックについてですが、結果がボロボロだったからといって仕事を紹介してもらえなくなるなんてことはないのでそんなに気負わず挑戦しましょうね!
もちろんそれらの縛りで紹介してもらえる仕事の幅はかなり減っちゃいますが、日系の企業や日本人相手のコールセンターなど、エージェントさんがうまいこと見つけてくれるはず(多分)。
ただ、それによって以下のような企業に就職してしまうこともあるので、「英語無理&マレーシア就職初めて」状態の方は運ゲーでもあることはお伝えしておきます。
5のビザについてはほとんどの場合渋谷のマレーシア大使館で手続きを行う必要があります。
渋谷でのあれこれについては以下の記事が参考になるかも。
準備その3:現職の調整
引継ぎとか後任の採用とかもあるので早めに退職する旨を伝えましょうね!
税金についても会社の経理の方とかに確認しておきましょう。
準備その4:行政手続き
マレーシアに旅立つにあたり、私が行った行政手続きは以下の2つです。
1.海外転出届を提出・住民票を転出
住民票を転出すると翌年以降の住民税の支払いが免除されるとのことで手続きを行いました。
住民税は毎年1月1日の時点で住民登録のある自治体で課税されます。
なので、転出した瞬間に支払い義務が無くなるわけではなく(当たり前か)、例えば2020年5月に住民票を転出した場合でも免除されるのは2021年1月以降の支払いになるので覚えておきましょう。
ちなみに住民税は前年の給料をもとに計算されますが、会社を辞めたら徴収方法ももちろん「特別徴収(給料からの天引き)」から「普通徴収(本人が自分で納付)」に切り替わります。
前年の給料にもよりますが決して安くはない金額を自分で納めることになるので、ある程度の蓄えは必要です…。
また、住民票を転出すると国民年金の支払い義務が無くなるというメリットもあります。
(もちろん支払っていない期間は給資格期間からマイナスされるためその分受給額も減額されますが、どうせうちら年金もらえないしね…。)
※住民票を転出すると国民健康保険に加入できないというデメリットもあるので注意してくださいね!
役所の話は難しく、私もよくわかっていないので各自ぐぐってくださいw
2.運転免許証の更新
住民票を抜く前に済ませておきたいのが運転免許証の更新。
事情を説明して特例制度を利用すれば各地の試験センターで手続きができて、新しい免許証が即日交付されます。
免許証が失効してしまうと帰国時に運転できないだけでなくIDとしても使えなくなり、運転試験センターでとり直す手間もかかるので忘れずに行いましょう!
準備その5:今住んでいる家の処分
賃貸に住んでいる場合は部屋の引き払いも必要ですね。
退去の何か月前に大家さん・不動産屋に告げなきゃいけないかは契約書に記載があるので確認しましょう。
そしてこの退去準備を舐めて掛かるとかなり痛い目を見ます。
私は退去日までのラスト3日間ぐらい、ほぼ寝ずに動き続けてました…。
うちの場合、だいたいの作業はこんな感じ。
- 大型家電の処分
- 不用品の処分
ベッドとかは不用品の回収業者を呼んで、本類はブックオフで、粗大ごみは事前に受付が必要で…とジャンルによってやることがまちまちでマジで面倒でした。
ちなみに不用品の回収業者はくらしのマーケットから検索。手ごろな値段でベッドやらソファやら回収してもらえました! - 実家に送る荷物・捨てる荷物の選別
- 各種発送業務
ヤマトを呼んで一切合切の段ボールや帰国後使いたい冷蔵庫なんかを実家に発送 - 掃除
どうせ退去後にクリーニングが入るのですが、最後の立ち合い手続きのときにあまりにも汚いと気まずいので…。
敷金返してもらえるのかも要チェックですよ!
うちは優しい大家さんだったのでなんと全額返してくれました;;
準備その6:マレーシアでの住居の準備
こちらについては採用決定後、転職先やエージェントさんに確認してみることをお勧めします。
大体の場合、提携してるコンドミニアムのエージェントさんとか大家さんとかを紹介してくれますよ。
私の場合、最初に夫の会社から「お家紹介するよ!」と打診があったのですが、「会社の紹介だと気に入らなかったときに断りづらいから嫌」という理由で自分でマレーシアの日本人不動産会社とやりとりして探してましたw
で、結局上手いこといかず再度夫の会社の方にお願いすることに…。
なので最初は絶対に会社紹介の物件をおすすめします。
気に入らなかったら引っ越せば良いし。
私は住居決めずに旅立ったので(今思うとヤバい)、渡航後も住所不定状態で夫の会社に助けてもらうまでけっこう不安でしたw
準備その7:渡航準備
上記の準備を終え、渋谷でビザを受け取ったらついに最終段階、渡航準備へと入ります。
私が行ったのは以下の2つ。
航空券・ホテルの手配
日本からの就職の場合は航空券を手配してくれる会社もありますが、そうでない場合はスカイスキャナーで探すのがおすすめ。
時期によってはエアアジアでなくANAに乗れる可能性もありますよ!
また、渡航初日から新居に住めることってほぼないと思うので、ホテルも必要な日数を事前に予約しておきましょう。
口コミ数が多いAgodaがおすすめ!
パッキング
ボンビーガールの知識で、「マレーシアのコンドミニアムは家具家電付き」と聞いていた私たち夫婦は、それぞれスーツケース1つで渡航しました。
それでもお気に入りの壁掛け時計とか食器なんかを詰め込んだのでかなりギュウギュウでしたが…。
※大体の生活用品はマレーシアで揃いますが、以下3つは日本から持っていくことをおすすめします!
1.歯ブラシ
マレーシアの歯ブラシ、掃除用具か?ってくらいブラシ部分がデカい…。
2.虫対策用品
特にアリメツはマストです。マレーシアの伊勢丹でも買えますが、値段が日本の3倍くらいするので。
3.ハードコンタクトレンズの保存液
ソフトの保存液は普通に売ってますが、ハード用のは見たことないので注意。
準備その8:携帯電話の準備
海外で暮らすなら携帯のSIMロックは解除しちゃいましょう。
そうすることでマレーシア用のSIMカードを利用できるようになり、マレーシアでも日本にいるときと同じ感覚で携帯を使うことが可能になります。
auやdocomo、Softbankなんかのキャリアを使っている場合、契約内容によっては端末の購入後100日はSIMロックを解除できないというルールがあったりするので確認が必要です。
解除方法は各キャリアのホームページを参照してください。
また、日本から居なくなるのに毎月数千円の利用料金を払うのはアホらしいので、今使ってるキャリアの回線は解約するか一時休止がおすすめ。
私は迷った末に一時休止にしました。
一時休止中でも毎月400円くらい取られるし解約しても良かったのですが、15のときから使ってる番号なので離れがたく…笑
一時休止について、auの場合はこちらのページをご覧ください。
ちなみに解約にしても一時休止にしても出発当日くらいにやるのがおすすめ。
Wi-Fi無しで携帯使えなくなっちゃうからね…。
とまあ、めちゃくちゃ長くなりましたがマレーシアに飛ぶまでの準備はこんな感じ。
次は準備にかかる費用についてざっくり書いていこうと思います。
マレーシア転職に必要な費用
あくまで私の場合ですが、準備始めてからマレーシアで初任給もらうまでざっくり40万円くらい掛かりました。
内訳は以下の通り。
- 元アパートの不用品処分費用…30,000 円
ベッドやソファを不用品回収業者に引き取ってもらったり、小さめの食器棚とかも捨てるの有料なので…。 - 実家への各種宅急便費用…30,000 円
冷蔵庫はまだ新しいので本帰国後にまた使いたく、実家に宅急便で送りましたw
あとお気に入りの服とか家電も実家行きです。 - マレーシアへの飛行機代…20,000円
*1人分です - マレーシアで住居が決まるまでのホテル代…40,000円
*こっちは2人分。合計7泊くらいしたかな? - マレーシアのコンドミニアムの初期費用…120,000円
*確か初月の家賃とデポジットを家賃2ヶ月分くらい取られた記憶。
これにプラスで光熱費の初期費用?を5000円くらい取られたような…。 - 初任給出るまでの生活費…100,000円
- その他いろいろ…50,000円
ほんとにかなりざっくりですね…笑
上記以外にも、元住居からクリーニング費用とか要求される場合もあるので要確認です。
さらに、初期費用とは違いますが前年分の住民税の支払いもありますので蓄えを忘れずに…。
また、家はけっこう田舎というかこの世の果てみたいな場所に位置してるので家賃は月4万弱ですが、KL付近で私が紹介されたコンドミニアムは普通に6万とか7万とかのところがゴロゴロありました。
都会に住みたい人は初期費用もその分上がるのでご覚悟です…!
かなり今更気味な記事になってしまいましたが、マレーシア転職を検討している方の参考になれば幸いです!
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